僕たちは回り続ける
ネイルアートをしてる女子はいるし、男子でもたまに黒1色を塗ってる者はいるが、静香の派手さには負ける。
「義則さん、何読んでるの?」
逃げを作るように義則に話題を振る。
「好きな作家の新刊。面白いよ? ……読む?」
「良いです」
難しい漢字がずらずら並べられてるその本を読む気には梓はなれなかった。なんか、聞きなれない横文字も並んでた気がする。
「俺、トイレ」
「あたしも行くぅ」
「静香さんずるいーあたしも、見る見る」
「ついてくんなっ! ってか見るって何をだ!」
日に日に駿のキャラが変わってきている気がする。どんどん少年らしくなっているような。其れは良い事なのだろうか。顔を真っ赤にしてどなる姿は普通の少年と変わらなかった。
「義則さん、何読んでるの?」
逃げを作るように義則に話題を振る。
「好きな作家の新刊。面白いよ? ……読む?」
「良いです」
難しい漢字がずらずら並べられてるその本を読む気には梓はなれなかった。なんか、聞きなれない横文字も並んでた気がする。
「俺、トイレ」
「あたしも行くぅ」
「静香さんずるいーあたしも、見る見る」
「ついてくんなっ! ってか見るって何をだ!」
日に日に駿のキャラが変わってきている気がする。どんどん少年らしくなっているような。其れは良い事なのだろうか。顔を真っ赤にしてどなる姿は普通の少年と変わらなかった。