in Love with You (Short story)
好きなもの、得意なものがある子が羨ましくって、勉強を放棄した私。

だって、いくら勉強しても、上には上が居て、いつも自分は平均点女。

親は特別褒めてくれない。

当たり前だ。

なんにも人より優れているものがないんだから。

学校の先生も、私をその他大勢として扱うことが多く、通知表の担任からのメモ欄には、当たり障りの無い事しか書かれたことがない。


いっその事、自分がどうしょうもない劣等生だった方のが、先生も私の事について書く時に、頭を悩ませなくて済んだと思うと、なんともやり切れない気持ちになる。





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