紅い月と蒼い月
次の日
ピンポーン
「はぁ〜い」
ガチャ
「おはよう遊佳」
「おはよ…う魅佳…」
「何怖がってるの?
今日は満月じゃないのよ?」
「満月になるとあの力が使えるようになるの?」
「まっそういう事」
「もっと詳しく教えてくれないかしら」
「良いよ…早く出たら?」
「そっそれもそうね」
パタン
「もしかしたら…あたし達…病気かもしれないのよ?ウィルスに感染したかもしれない…」
「へぇ…」
「今日でも良い!!いつでも良いから病院に行きましょう!!」
「今日でも良いよ」
「良かった…」
「ちょうど学校についたし後でね」
「ええ分かったわ」
魅佳…良かった!!
「おはよう遊佳」
「おはよう海斗!!」
「何か良い事有ったか?」
「うん!!」
「なんだ?」
コソッ
「今日…病院に行ってみる…ウィルスかどうか確かめてくるわ」
「そうか…」
「結果は教える」
「分かった…ん?遊佳の眼…紅くなってるぞ?」
「昨日寝れなかったから…充血かなぁ…やだなぁ」
「ちがくて…カラコンみたいな感じだな」
「?」
「まぁ気のせいかもしれないから気にするな」
「…紅い眼…魅佳…蒼っぽくなかった?」
「そういわれれば…蒼…だったような…」
「やっぱり…」
「なにかあるのか?」
「なんでもない」
「そうか…」
あたしが紅
魅佳が蒼…
これはなに?
なにか意味しているの?