紅い月と蒼い月
ふふっ…病院付属なら…
感染させれるわ
早くからこうしてれば良かった
「ミカ…」
「…フィリップね…」
「準備が整いました」
「分かったわ…さぁ遊佳を血祭りにあげてちょうだい!!」
「了解しました」
遊佳…終わりよ!!
ゾクッ
「どうしたの?遊佳」
「寒気がしただけ…」
「風邪引いたんじゃないか?」
「おいおい今から魅佳の本拠地らしきとこに乗り込むってのに…大丈夫か?」
そう…だったわ…
「平気…大丈夫」
「なら良いんだけど…」
「梓達こそ…いくら抗体を持ってるからって…」
「生半可な気持ちで関わった訳じゃねぇぞ?」
「数馬の言うとうりよ」
「みんな…遊佳だから着いてくるんだ」
「ありがとう…」
「さぁ行こう」
「ねぇ…フィリップ」
「なんですか?ミカ」
「あんたがあたしに付いた理由はなに!?」
「なんでしょうね」
「とぼけないで!!」
「世界が欲しかったから…と言うべきでしょうか」
「ふぅん…まぁあんたのやり方は嫌いじゃないわ」
「あのテストはびっくりでしたよ」
「クスッ…まぁあんたのおかげで病院を手に入れる事ができたわ
それだけは感謝するわよ」
「光栄ですね」
謎の男フィリップ…
魅佳の仲間…