紅い月と蒼い月
ピンポーン
今日は部活がないから早めに帰ってきた
誰かな…魅佳?
誰であろうと待たせるのは良くないので対応する
「はぁーい」
ガチャ
「魅佳?」
ユラァ
「どう?遊佳…あたしは浮かぶのよ?」
「用件は?」
「まぁ上に行かない?」
危ない予感はしたけど…
「あたしの部屋で良い?」
「あたしは構わない」
カチャ
「どうしたの?」
「暑いから窓開けて」
「あっうん」
カチャ
サワッ
「気持ちいい風」
風の余韻を楽しんでいると…
ドンッ
「キャア!!」
「ふんっ…これで海斗はあたしのだわ」
ドンッ
「落ちた…わね」
フィッ
カチャ
パタン
「さよなら遊佳」