そうして今日も僕達は
「瞳も食べるー?」

「要らない。」

馬鹿。
食べるわけないじゃない。

本当分かって無いんだから。


彼の頬に手をやり、爪先を立たせてそっと唇で彼のそれに触れる。

「……もしかして瞳サン妬いたんデスカー」

「あら、斎(イツキ)くんは私が妬かないとでも思ったの?」


指先でそっと触れた彼の唇は暖かくて。


「瞳サン誘ってるんデスカー」

「さぁ?どうでしょうね」
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