ウソツキの王様。
王様は宇宙船の去っていく姿をずっと見ていた。

さよならは言わない。

きっとまた会えるから。






王様は城に戻ると、1人1人に手紙を書き出した。






今までのことを元にもどすために。






王様はあくびをして笑った。






1人の時も誰かといるようなあったかい気持ちになれた。




「素直になれば、仲直りできるよ」


王様はまた、鉛筆をスラスラと進めた。

 
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