永遠の約束-約束のはじまり-


「うふふ。

そうだと思って、これ…」





 スッと机の上に置かれたのは、数枚の紙だった。


 慈は紙を指差しながら、礼香を見る。


「これ、何?」


「相楽さんが知りたいって言っていた情報よ」


「えっ!? いいの?」





 慈はすでに紙を握りしめながら、興奮気味に礼香を見る。


 そんな慈に礼香は笑みを浮かべながら肯定の意味を込めて頷いた。


「ありがとう!」





 礼を言い終わらないうちから、慈は資料へと視線を向ける。


 そんな慈の周りに綺羅たち三人も集まって覗き込むように見た。










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