君からのラブレター
入学
《ピピピピピピ・・・》
いつもの目覚ましがなる。

《ピピピピピピ・・・》
うるさいなぁ~・・・。

《ピピピピピピ・・・》
・・・もぉ!!
《ガンッ!!》
あたしは勢いよく目覚まし時計を叩いた。

あー・・なんか頭痛いぃ~・・・。
今何時だろ・・・。
ま、いっか。今日休みの日だし・・・。

「柚奈ーッ!?今何時だと思ってるのぉー!?学校遅れるわよぉー。」

朝からお母さんの声が頭に響く。

「ん?学校・・?」

たしか今日って日曜日じゃ・・・。
お母さんついにボケちゃったか・・・・。

あたしはリビングに行った。

「お母さんとうとうボケた?今日日曜日だよ?」
「何言ってんのぉ!日曜日は昨日よ。あんたがボケたんでしょー?」
「え?じゃぁ・・、今日月曜!?」
「もぉーさっきからそう言ってるじゃない!今日入学式でしょ?遅れちゃまずいんじゃない?笑。」

・・・えぇぇーーーーーー!?!?
笑い事じゃないよお母さん!!このままじゃ絶対遅刻だぁーーッ!!

「朝ごはんは?」
「いらないっ!それより制服は!?」
「あんたの部屋にあるわよぉ。」

あたしは急いで自分の部屋に行った。

「・・これが制服かぁ☆」

改めて見るとかなりかわいい・・!!
あたしが行く高校はみんなから憧られている超人気な高校!制服も県内では一番かわいいという噂。
その制服をこれからあたしは毎日着るんだぁ☆楽しみだぁー!!

・・・でも、高校生ってよくドラマではスカート超短くて、髪も巻いてるけど・・・実際どうなんだろ・・?
でもま、今日は時間ないし、そんなに派手じゃなくていっか!

あたしは制服をパッと着替え玄関に向った。

「お母さん、行ってくるね!」
「はぁい、行ってらっしゃい。」
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