ぷれぜんと
僕にとって麻奈は一番。それはいつになっても変わらない。麻奈が大人になっても僕には大切な存在のままだよ。だけど、君は違うんだよね。大きくなればなるほど大切な人は変わっていく。僕に秘密を打ち明けてくれる事も、お出掛けの時、一緒に連れていってくれる事もなくなってしまうんだろうね。それを思うと淋しくて悲しくてどうしようもなくなる。だけど僕みたいなぬいぐるみには何も出来ない。麻奈を想い続け、成長していく姿を見守る事しか…。
それは幸せな事なのかな―?
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