ライオン
お前は不幸だと言われ
しかも犬とののしられた私はカチンときて


奴を睨みます。



「お!いい目になってきたねえ。


さっきの魂が抜かれたような顔よりは
いくらかましになって来たようだ」



「おい」


私は言い返します。


「さっきからなんだ?馬鹿にしやがって
これでも精一杯生きてるんだよ!


それに犬とはなんだ、今すぐ取り消せ!


私が犬ならお前は一体何なんだ?
口先だけのハイエナじゃあないのか?」
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