‐最愛‐
第一章 初恋
ピピピピピ…



「あ゙~うるさい」

そう呟き時計を止める。


私の名前は小松 愛里。
今日から高校1年生♪


「もう8時やん!!!」
そう言って私は急いで
用意をし化粧を適当に
済ませ玄関に向かった。

「行ってきまーす♪」

「行ってらっしゃい」

リビングの方から微かに
聞こえる母親の声。

私は家を飛び出し
ダッシュで学校に向かう。


「ハァハァ…。間に合った…」
私は息を切らせながら席につく


「おっはーっ!!」
後ろから私の肩をポンっと叩く。
私は後ろを振り向くと
「あ~美帆か。おはよー!!」
と言って笑いかける。

美帆は小さい時からの
仲良しで、まぁ言ったら
本間の親友って感じ!!
茶髪で髪が長く
男ウケのいい顔だ。


「ちょ!愛里!聞いて!」
美帆は興奮気味に私に
喋りかける。

「何何?どないしたんっ!?」


「ん~…一目惚れした!笑」
美帆はニヤニヤしながら言う。

私はまた始まった~
とか思いつつ

「次は誰や?」

と笑いながら聞く。

「あんな!あんな!
隣のクラスの人っ♪
もーむっちゃ男前やねん。」

「ふ~ん。後で見に
行こか~~♪」

そんな会話をしていると
チャイムが鳴った。

「ぢゃあ席戻るわ!」
美帆はそう言って席についた。
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