‐最愛‐
「さよなら~♪」

私はそう言って
ブチッと電話を切った。


あれから何回も電話が
あったけど全部無視った。



朝から苛々するわ~



私は体を起こし
洗面所で顔を洗い歯磨きをし

リビングに向かった。


そしてパンを食べながら
携帯をいじった。


「愛里ちょっとスーパーで
醤油買って来てくれへん?」


お母さんがキッチンで
バタバタしながら私に言う。


「だっる~…まぁええわ。

醤油だけ?」


私は更に苛々しながら
お母さんに尋ねる。

「うん。お金置いとくから

よろしくで~す。」

そう言って机にお金を置いた。


私はジャージとTシャツに着替え
スッピンにグラサンをかけ

ポケットにお金を入れて家を出た。
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