‐最愛‐
「ハァ…ハァ…ハァ…


ごめんなさいっ!!!」


私は皆に頭を下げた。



「ばーか。

はよ行くぞ!!!」



顔を上げると直哉の兄
龍也さんが大きな白いワゴンの
車から顔を出した。



「えぇっっっ!!??」


私は頭がパニックになり
大声を張り上げた。


「兄貴が連れてって
くれるらしいわ!!

他の奴らもおるけど…」


直哉がそう言った時…


「よろしくちゃーん!!」


車からホストっぽい3人の
男が身をのり出した。


「これ俺の仕事仲間!

まぁ…はよ行こうぜ?」


龍也さんは苦笑いをしながら言う。




私も苦笑いをして車に乗った。
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