‐最愛‐
「はい!しゅっぱ~つ♪」


そして私達は海に向かった。





「愛里~

電話何回もかけたのにぃ!」


美帆が私の隣で呟いた。


「ごめんごめん。

楽しみ過ぎて
中々寝られへんかったぁ…

本間ごめんね?」

私は手を合わせ美帆に謝った。


「君は子供かっ!」


後ろからホストの1人が
私の頭を叩く。


「エヘヘ~」

私は照れ笑いをする。



「てかさ~てかさ~

名前何て言うんっ!!??」

座席から身を乗り出して
ホストが言う。


「愛里っすよ!!!」


「へ~♪

あっ俺の名前光っ!

適当に呼んぢゃって♪」

そう言って私の頭を
クシャッとしニッコリ笑った。


「了解でーす♪」

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