‐最愛‐
「な~んや…龍也さんか。」

私は一気にテンションが下がり
また砂浜に絵を書いたりした。



「翔太ぢゃなくてごめんねー」

龍也さんはそう言って
私の隣に座った。



「翔太と何かあったんか?」




「………うん。」

私はいじけながら呟く。



「あいつ。

すぐやきもちやくからなぁ。」


龍也さんはケラケラ笑う。



「翔太あ~みえて
恋愛に不器用やから

まあ…許したってぇや!」

龍也さんはニッコリ笑い
私の肩をポンッと叩いて


「ぢゃあ俺は

ナンパ行ってきま~す♪」


そう言って去って行った。
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