‐最愛‐
「これで許したるわ。」

翔太はニッコリと微笑んだ。


私は照れながら

「もぉっ!」

と言って海から上がった。



「自分らラブラブや~ん!」


龍也さんがニヤニヤしながら
私達をちょかした。


さっきの事を思い出すと
顔が赤くなった。


「もぉ~。本間翔太

大胆やねん!!!!」


私は翔太を睨みつけた。


翔太はフッと笑い

「誰が悪いんですか~?」

そう言ってスタスタと歩き
レジャーシートに座り
ジュースを一気飲みした。



私は何も言い返せず
黙り込んだ。


龍也さんはケラケラ笑いながら

「まあ良かったやん!

てかお腹すいたやろ?

今からBBQの用意するから
翔太連れてまたこっち来て!!」

そう言って龍也さんは
スタスタと皆がいる場所へ
去って行った。
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