‐最愛‐
そんな感じで私達4人は
中学校の話をしたりして
盛り上がった。

翔太と直哉は毎日のように
喧嘩をしてたとか…

翔太は束縛が激しいとか…

直哉は毎日違う女を抱いたとか…

私達は笑いがたえなかった。


2人は本当の仲良しなんだな♪

って話を聞いてるだけで
すぐに分かった。



そして
気付くともう夜の10時。


「愛里ちゃんと美帆ちゃん…
時間大丈夫なん?」

翔太が心配そうに私達に聞く。

「そろそろ帰らな
ヤバイ…かな?」

2人は顔を見合わせ言った。


「ぢゃあ送ってくわ!」

直哉がそう言って
私達は外に出た。

そして翔太と直哉は
近くのガレージに行き
バイクで私達の所に来た。


「後ろ乗りーや。」
翔太が私の方を見つめながら
ヘルメットを投げそう呟いた。

私はヘルメットを受け取る。


そして美帆は直哉の後ろに乗り
私は翔太の後ろに乗って

バイバイをした。


「ちゃんと捕まっとけよ?」
そう言って私の両手を持ち
翔太のお腹に手を回した。


ブンブンブンブン…

その瞬間勢いよく走った。

私はビックリして
手に力を入れて
翔太に抱き着いた。





ドクン…ドクン…

翔太の心臓の音が
私に響いた。


私の心臓の音が
だんだん早くなる。


5分くらい経った頃…


バイクが止まり
フワッと体が浮いた。
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