‐最愛‐
私はパッと美帆に
目を向けた。

美帆は満面の笑みで
ニッコリと笑った。

私は鳥肌が立ち

『本間に殺される』

そう思った…笑


そしていつもの癖で
ボーッと窓の外を見つめた。



ドカッ!



パッと前を向くと
翔太がペットボトルを持ち
ニコッと笑っている。


「痛いねんけどっ!
ばりきしょいって。」


その瞬間美帆が
わざとらしい
咳ばらいをしている。


私は美帆の方を振り向くと
美帆は口パクで

「もっと優しく喋れ!」

そう言ってきた。

そして私は前を向き

「いた~い。
やめてくれるかなぁあ?」

と優しく翔太に言った。


翔太は笑いをこらえながら

「逆に怖いんすけど…。」

そう言ってペットボトルを
私に投げ翔太は前を向いた。


「え?」


私はペットボトルを見ると
大好きなオレンジジュース
だった。



「……ありがとう。」

小さな声で呟いた。



そして翔太がパッと
後ろを振り返り

「何か言った?」

笑いながらわざとらしく
私に聞いた。


私は「別に~!」
そう言ってニッコリ笑った。


そしていきなり翔太は
私の耳元で

「今日予定入れんなよ!」

そう囁きニコッと笑い
いつものように隣の席の
木村と仲良く喋っていた。
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