‐最愛‐
その瞬間私はドキドキが
止まらなかった。











そして昼休み。

私と美帆は仲良く
お弁当を食べた。


「あんたらの会話おもろすぎて
つい笑ってもたわ!」

美帆はそう言ってフッと笑った。

「だって美帆が悪いねんでっ!!」

「へ?何があぁ~?」

ニヤニヤ笑いながら言う。

「もうっ!!!!!!」

そう言って私は卵焼きを
ほうばりブツブツ言いながら
黙々とお弁当を食べた。




そして授業も終わり
あっという間に放課後…



翔太が私の方に
体を向けて座り

「いい加減アド教えろ。」

そう言って私の目を見つめる。


私は少し顔が赤くなり

「はい……っっ!」

と乱暴に携帯を出した。

そして翔太はそんな私を見て
フッと笑い携帯を出し
アドレスを交換した。


「また連絡する!」

そう言って携帯を私の
オデコに軽くぶつけ
ニコッと笑い去って行った。



『あの笑顔は…
反則やろ…。』

そんな事を思いつつ
ボーッとしてたら

後ろからボーンッと
鞄で頭を叩かれた。


「…いったぁあ!」

「はよ帰るで~」

美帆はそう言って
スタスタと歩いて行く。

私は急いで美帆の元へ
向かった。
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