‐最愛‐
「なあ~…愛里~?」

美帆は不安そうな声で
私の名前を呼んだ。


「んっ?何何?」

「あんた翔太君に
答え出さへんの…?」



私はその言葉に
ズキンっと胸が痛んだ。

あれから何もなかった
ように私は普通~に
翔太に接していた。

そういえば答え
まだやったんや…。


そんな事を考えていると
翔太に申し訳ない気持ちで
いっぱいだった。



「はよ答え出したりやっ?」

美帆は笑顔で私に言って


「ぢゃあね~♪」

そう言って2人は
バイバイした。
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