‐最愛‐
30分が経った頃
私は凄く綺麗な
景色に見とれながら
ボーッとしていた。


「おいっ!ついたで?」


私はハッとなりバイクから
降りヘルメットを翔太に渡した。


そして私は綺麗な景色…

繁華街の街灯が綺麗に
反射しキラキラと
光る海へと向かって走った。



「待てや!ちびっ!
あんま走ったらこけるぞ?」


私は無我夢中でそんな言葉は
耳に入ってこなかった。









そして…案の定…

翔太が言う通り私はこけた。




「ほらみぃ!」

そう言って翔太は私に
手を差し延べた。


私は恥ずかし過ぎて
俯きながら翔太の手を取り
立ち上がった。


「お前はアホすぎやねん!!
怪我してないか?」

呆れながら私に聞く。

私はコクリと頷き
トボトボと歩いた。




その瞬間…

翔太が私の手をギュッと握った


私は突然過ぎて驚き
目を丸くさせた。



「お前どんくさいから
俺がちゃんと
手握っといたるわ!」


嬉しすぎて
心臓が跳びはねる。


私は黙って翔太に
手を引かれながら

キラキラと光る海へとついた。






すっっごく綺麗な海で…

キラキラと光っていて…

もう………

最高すぎて
言葉が出なかった。
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