‐最愛‐
「当たり前やんかっ!!
もっとアタックしまくれ♪」

そう言って
私はふと携帯を開くと

『今どこおるん?』

翔太からメールがきていた。


それに気付いた美帆が

「翔太君も心配してる
みたいやし、そろそろ行こか!!」

そう言ってニッコリと笑い
立ち上がった。

そして私も立ち上がり

「美帆~?次からは
何かあったら言うんやで?」

私は美帆の目を見て言った。

「うんっ!!!」










そして私達は教室に戻った。





もう1時間目が
始まっていて担任に

「遅いっ!!!」

と怒鳴られながら

私達は渋々と席についた。





私は席に着き翔太の
後ろ姿を見つめていた。





「メールごめん。」

私は小さな声で呟き
顔を伏せた。




「先生ぇ~!
愛里しんどいらしいから
保健室連れてってくる~」


私はその瞬間顔を上げた。

そして翔太に手を引かれながら
スタスタと歩いた。
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