‐最愛‐
私は翔太の言葉と行動
全てがドキドキしていた。



「何してんねん。
はよこっち来いよ!!」

翔太は笑いながら言う。


私は翔太の元へ駆け寄り
リビングに向かった。



「遅れてごめんな!」


翔太はそう言って
床に座りあぐらをかいた。


私も翔太の前に座り込んだ。




「ぢゃあ…食べましょか!」

直哉はそう言って私達に
酎ハイを1缶ずつ渡し
翔太の隣に座った。



「かんぱ~い!!」



そして鍋を食べながら
色々な話をして盛り上がる。




「しょ~うたんっ♪」


私は酒が弱くて
すぐ酔っ払ってしまった。


「はいはい。」

翔太は呆れながらも
あぐらの中に私を座らせ
お茶を飲ませた。




「はぁ~…。
しょうたん!!
チューして?」

私は完全に酔いが
回っていた。


「ちょいちょいちょ~い!
お前らここでやんなよ?」

直哉はケラケラと笑いながら言う。



「ちょっとコイツ
外連れて行くわ!」

翔太はそう言って直哉の耳元で

「俺が帰ってくるまでに
告ってなかったら…

どうなるか分かってんなぁ?」

と言ってニッコリと笑い

私をお姫様抱っこして
靴を履かせ近くの公園へと
連れて行った。
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