ウォールフラワー
隼人が…私を好き?

あああありえないよ!

「冗談やめてよっ…隼人離して…」

必死にもがいてみてもびくともしない。

「冗談なんかじゃねえよ」

どくん…

隼人の低く真剣な声に体が硬直する。

頭の中の私が"どーしよどーしよ"とパニックを起こしている。


そのうちに隼人はきつく抱きしめていた腕を緩め私の顎を持ち振り向かせた。


んきゃーーっ!?

隼人の顔が真ん前にっ…

「麗奈…」

隼人そう小さくつぶやきゆっくりと目を閉じ唇を近づけた。
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