★夢の中の男★
★栗須の勝利
「ちくしょー!」
神崎龍の心の声【栗須は香の居場所を知ってるから余裕な顔をしてるんだよ!むかつくなぁ】
授業が終わり神崎龍は栗須の所に行った…
「なぁ〜栗須先生よ、香は何処に転校したんだよ」
「家の事情だからそれは言えないんだよ」
栗須の心の声【誰が教えてやるか(笑)】
「教えてくれないなら学園長に聞くからいいよ(怒)」
すると栗須は言った…
「学園長から内密にって言われたんだよ」
「学園長が?」
「そうだよ」
「何で秘密なんだよ」
「それは私にも、わからない」
「本当なのか?」
「神崎クンに嘘を言ってどうすると言うのかね」
栗須は勝ち誇った顔で言った…
神崎龍の心の声 【栗須の言ってる事は嘘だな!絶対に】
「学園長に俺様が聞きに行くからいいよ!」
「僕は嘘は言ってませんよ」
神崎龍は栗須の言う事が信じられないので職員室に向かった…
「香の居場所が教えられないって事は絶対にない!」
職員室に着いた神崎龍は「コンコン」と扉を叩いて入って行った…
「あの〜学園長は居ますか?」
すると学園長が部屋から出てきた…
「何かな?」
「あの〜工藤香さんの転校先を教えて欲しいんです」
「あぁ〜その事か…」
学園長は困った顔をしていたけど神崎龍は頼んでみた…
「教えて下さい」
「すまないね、こればかりは教えられないんだよ」
それを聞いた神崎龍は部屋から出て行った…
「これから、どうやって香を捜すんだよ!」
神崎龍は悩み続けた…