大っ嫌い!でも大好き


「あらぁ七海ちゃん!今日も可愛いわね…」




なんて悠斗のお母さんまでも…

…この女のコをあんまり刺激しないで下さい…






どうやら私を睨んだ女のコは千春ちゃんと言うらしい



リビングにのソファーに座ると悠斗は私の横に座った


学校の話は私にはさっぱりわからないけど悠斗がモテると言う事だけは話からも理解出来た…




「悠斗がこっちにこんな可愛い彼女が居たとはなぁ〜
誰に告られても付き合わないわけだ…」




…ちょっと私は彼女じゃありませんよ!!
ただのお隣さんで悠斗のオモチャですよ!!




ほらぁ〜向かいに座った千春ちゃんが凄い顔で睨んでますよ…

……
……





「…私…悠斗の彼女じゃありませんから!…」





悠斗の気持ちも自分の気持ちも理解出来ないまま彼女扱いされる事が嫌だった…



「かっ帰るね…」



自分で気不味くしてしまった空気に耐えられず席をたった




玄関でサンダルに足を通した時呼び止められた


「あっあの…本当に彼女じゃないんですか?」



心配そうに私の返事を待つ千春ちゃんだった





「違うよ…」


私はそう言うと玄関を出た

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