大っ嫌い!でも大好き


コンビニの袋を提げ家の前まで来た時悠斗の家の玄関から飛び出して来た千春ちゃんとぶつかった



「…ごめんなさっ…」

顔を上げた千春ちゃんと一瞬目が合った


ぶつかったのが私と気付くと走って行ってしまった…



直ぐそれを追うように悠斗の友達が出て来て私に気付いた





「七海ちゃん!千春見なかった?」



慌てた様子から何かあった事は理解出来た




「…駅の方に走って行ったけど…
何かあったの?千春ちゃん…泣いてたみたいだけど…」






「…七海ちゃん…少し時間いい?」



真剣な顔で聞くもんだから近くの公園で話す事にした







「はいアイスティー…」


「ありがとう」





差し出されたアイスティーを飲みながら彼の話しに耳を傾けた





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