大っ嫌い!でも大好き
悠斗が私を好き?
…大事なものが…私…
悠斗が休みの度に帰って来る理由…
さっきの彼の話しを頭の中で整理し様とした…
「キャー七海!お茶溢れてる!早く拭いて!!!」
ぼうっとしすぎてグラスに注いだお茶が溢れたのにも気付かなかった…
お母さんには叱られるし
頭の中はぐちゃぐちゃだし
…私はどうなの?…
最低最悪って思いながら優しい悠斗を期待している
大っ嫌いって言いながら悠斗を拒めない…
むしろ悠斗の腕中は居心地がいいとさえ思える…
自己中で
勝手で
エロくって…
「な〜なみ!」
珍しく玄関から来た悠斗が部屋に居た
「…」
「あれぇ今日は突っ掛かんないの?」
散々悩んで突っ掛かる気力なんて湧かない…
だけど…知りたい…悠斗の口から直接聞きたい
納得出来る答えを…
「…悠斗…千春ちゃん泣いてた…」
「…」
「悠斗…私の事どう思ってるの?」