大っ嫌い!でも大好き
…ん?……
夜中に布団の中に違和感を感じて目を開けた…
「悠斗!どっから入って来たのよ!!」
「窓!」
部屋の窓を指差し悪びれもせずニコッと笑う
笑ってごまかすなよっ…
…始まった…私の悪夢が…
「なっ何してんのよ…」
「七海とさっきの続きしに来た…」
ってどこ触ってんのよ!!
「ちょっとぉ…」
「…七海が欲しい…」
月明かりの中でもはっきりわかる悠斗の綺麗な顔… 耳元でそんな事を囁いて
熱く色っぽい悠斗の瞳に見つめられたら拒む気力が失せた…
悠斗の顔が近付いて私は目を閉じた…
深いキス…
悠斗が触れる指先の感触
「…んっ…ぁっ」
「七海…いい声…」
結局コイツの腕の中に落ちてしまう私…
オモチャを扱う時の悠斗は何故かいつも優しい…
何で流されちゃうんだろ…
大っ嫌いなはずなのに…
………
………