大っ嫌い!でも大好き
朝目を覚ますと狭いベッドの私の横で気持ちよさ気に寝ている悠斗が居た
「はぁぁ〜」
何でこうなっちゃうんだろう…
ガクッと項垂れた…
悠斗はどうして私を抱くの?
決して乱暴ではなく壊れものを扱う様に優しく…
…他のオモチャもそうやって扱うの?
「〜ん〜七海…何時?」
眠そうに目を擦り悠斗が起きた
「ねぇ悠斗?なんでこんな事すんの?
流されてる私も悪いケドさ…」
「…七海が俺の事大っ嫌いって言うから…」
ニコッと王子スマイルでそんなすっとぼけた事をサラリと言う
…さっぱり意味わかんない!
そんな私に悠斗は頬に手を触れ軽くキスをした
唇を離した悠斗は満足そうに唇を舐め王子スマイルを浮かべていた
「…」
「あっそう言えば今日岡田達と集まろうって事になったんだ…七海も行くだろ!5時に迎えに来るから用意しとけ!!」
そう言い残し窓から帰って行った
私の都合も聞かずにね…
………
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