恋はミラクル 『雪だるまと花屋のおじさんの小さな恋』
始まってどれ位だろうか?突然!

雪だるまが俺の手を握り締めてきたので怖いのかなぁと思った。

違った。

俺の手を持ったまま彼女は自分の頬に。

俺の手がアタッテル!

すぐ終るのかと思った。

映画の終わりまで続いた。

俺の手を握り、彼女は自分の頬に上下に摩ったり俺の指を一本ずつ丁寧に愛撫した。



この映画は人がどんどん殺されていき斬新でドキドキでした。

さらに、右手が心地よい頬の暖かさでドキドキした。

前回の映画とは遥かに違うドキドキ感でした。

何度も言うが俺の人生で始めての経験でした。

妻とも今まで何度も映画を見ているがいたって平凡だ。

だから、雪だるまの行動はいつも刺激が有り過ぎる。

それほど俺の事が好きだったのだろう。

今思うと・・・

そしてこんな愛し方もあるんだなぁとこの歳で学んだ。
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