恋はミラクル 『雪だるまと花屋のおじさんの小さな恋』
やはり1回目の別れで別れておけば・・・

と今さら後悔している。

あの時決意しておけば傷はこんなに酷くならなかったはずだ。

俺の人生久しぶりに後悔している。



この後はどんどん下り坂。

食べようとしたお握りが坂をころがり落ちる様に。

捕ろうとしてもどんどん転がて行く。

店の売る上げ?

二人の行方?



答えは両方下り坂。



売上げが下がり、俺の気持ちも落ち込んでいて心狭く子供のように成っていった。

誰かに慰めて欲しかったのかも?

妻とは仲は悪くないが、もう相談をする気持ちが無かった。

何故かそんな場所に俺はいた。

馬鹿なことに自分を見失っていって・・・

俺が大人なのでここでしっかりして雪だるまを守らなければいけないのに彼女に子供の様に心のより所を求めた。

間違った。

これが少しずつ二人の心のすれ違いが大きくなって行ったのかは定かではないが・・・


離れていった・・・すこしずつ
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