恋はミラクル 『雪だるまと花屋のおじさんの小さな恋』
そういえば君が何でもないフリをして俺の誕生日にメッセージカードくれたね。
渡したときに思わず捨てて欲しいと言ったけど、俺は残していたね。

君はどんな気持ちで書いてくれたのだろうか。
今になってそんなことも思い出すよ。



ああ、本当はゆっくりしたいけど、もう少し頑張ってみるよ。



君は信じてくれるかい?



雪だるまがいなくなり、仕事に没頭し、彼女の笑顔の変わりにお客様の笑顔を見るのに頑張っている。

でも自分の笑顔はいつ上手く笑えるだろうか?
今の俺を取り巻く環境が大きく変わって、振り返れない程毎日が瞬く間に
過ぎ去っていくんだ・

想像以上に大きく変わってしまった環境の中で、俺は自分を見失いそうになるけれど、

心の中で君をいつも想い続け、君への気持ちをそっと見つめれば、そこに愛されていた俺がいることを
確認できるような気がする。
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