恋はミラクル 『雪だるまと花屋のおじさんの小さな恋』
ふと現実に帰ると自分の存在ともう一人の女の存在と常に戦い、このまま続けても先が見えない。

また相手の男はお店の売上げも悪く段々ユーモアやジョークも無くなり泣き虫で雪だるまを束縛する。

彼女にとって全くいいこと無いのに気づいたのだろう。

そして汚い言葉を使えば現状から逃げた。

よく言えば夢の世界から現実に戻ったのだろう。

俺はそう思う。

違うか?

俺自身たくさん反省している。

一人の人間としてまた男として、俺が雪だるまの立場だったらこんな男好きになれないと思う。

簡単な話、俺が踏切りを着けない限り彼女を幸せに出来ないからだ。

もしくはお店を発展させ大金もちになるかのどちらかだ。

現実に不倫だから、素直な恋、愛は現実に勝てないのだろうか?

素直に生きることが人はなかなかできない。
なんて無情なのだろう。

雪だるまと花屋のおじさんの小さな恋は幕を閉じるが

おじさんは一人取り残され・・・

俺は自分の心に嘘は付きたくない。

離れていても好きなら、いや愛しているなら雪だるまが幸せになる事を祈るのが本当の愛だろう。
< 66 / 68 >

この作品をシェア

pagetop