Amy
私は部屋に駆け込んだ。
「美羽!亜里沙くん、でかしたそうじゃない!」
歩香が大声で言った。
「亜里沙くん」とは、もちろん亜里沙のこと。「母親と認めない」って言ってる私を気遣って、苦心の末、こんな妙な呼び方をしてる。
「ちょっ、声が漏れるよ…いったい何があったの?うちの亜里沙さん、様子が変なんだけど。てか、なんで歩香が知ってるの?」
「聞いてないの?今日の保護者会での亜里沙くんの話!ウチの親から聞いたよ」
パンツスーツ姿だったのは、保護者会に出席したからだったんだ…。まったく、無理しちゃって…
「会の中で、加奈子の母親が、美羽たちがキスしてたって話をしちゃったらしいんだよね」
「えっ!?何それ、ひどくない!?」
私は声を裏返して叫んだけど、歩香は受け流して続けた。
「加奈子の母親ね、どうして止めさせないんですか、どのような教育をしているんですかって、亜里沙くんに聞いたんだって。そしたら亜里沙くん…」
「そしたら?」
「美羽!亜里沙くん、でかしたそうじゃない!」
歩香が大声で言った。
「亜里沙くん」とは、もちろん亜里沙のこと。「母親と認めない」って言ってる私を気遣って、苦心の末、こんな妙な呼び方をしてる。
「ちょっ、声が漏れるよ…いったい何があったの?うちの亜里沙さん、様子が変なんだけど。てか、なんで歩香が知ってるの?」
「聞いてないの?今日の保護者会での亜里沙くんの話!ウチの親から聞いたよ」
パンツスーツ姿だったのは、保護者会に出席したからだったんだ…。まったく、無理しちゃって…
「会の中で、加奈子の母親が、美羽たちがキスしてたって話をしちゃったらしいんだよね」
「えっ!?何それ、ひどくない!?」
私は声を裏返して叫んだけど、歩香は受け流して続けた。
「加奈子の母親ね、どうして止めさせないんですか、どのような教育をしているんですかって、亜里沙くんに聞いたんだって。そしたら亜里沙くん…」
「そしたら?」