君との幸せな日々は、あの夏がピークで。
そのあとは、緩やかな放物線を描いて、
落ちていく。
そんな穏やかな日々に舞い込んだのは、
一つの刺激で。
君の心を壊したことにも気付かず、
私は、後悔してばかり。
あの頃に戻りたいけど、戻れない。
春、夏、秋、冬を一緒に過ごした君の、
「別れよう」という言葉が、なぜか、
「愛してる」と、聞こえた。
***
…なんだか苦笑するしかないポエムのようなレビューになっちゃいました。こんなポエムレビューとかよりも(嘲笑)何百倍、素敵な作品です。彼女が、ついの出来心でやってしまった、浮気。そこからだんだんと崩れていく様は、確かに放物線のようでした。彼女が、丸く描いて、落ちた先。落下点。それがどこなのか、見届けてみてください。