ロストチーム
「おーい浩
暗なってきたから、家帰るでぇ」


「はーい!」


2号と共にエレベーターにのり込み、4を押す


かなりのロースピードで上に引き上げられ、4階に到着


首からぶら下げた、我がチームに与えられている会員証(鍵)を手に取り、鍵を開け本部に入る


世間で言う《鍵っ子》だ


真っ暗な玄関で二人小声で…


「ただいま…」


当然の事ながら、本部の中から返事はない…


部屋に入り灯かりを点け時計を見ると…19時を少し回っている


サブリーダーがこの時間まで帰還しないのは、非常に珍しい…
< 10 / 20 >

この作品をシェア

pagetop