ロストチーム
サブリーダーが家出という事実を知り、ただ泣き叫ぶ事しかできない無力な1号と2号…
まだ10歳と12歳の少年達は、現実を受け入れる事が出来ず、ひたすら泣き続ける…
30分程経ち、先に1号が落ち着きを取り戻す…
「せや、オトンに連絡せなあかん!」
しかし、今のように携帯電話があるわけでもなく、連絡先はリーダーの勤める会社に連絡するぐらいしか方法はない…
会社に連絡が取れればポケベルで呼び出してもらえる事は知っていた
しかし、すでに23時前…
電話の横のアドレス帳をめくる…
―――めくる手が震える
「えーっと…東邦運輸……東邦運輸………東邦運輸…………あった!」
受話器を取り電話を掛ける1号
「お願い…出て…お願いっ…」
プルルルルル
プルルルルル
プルルルルル
プルルルルル
プルルルルル
「…あかん、おらん…」
さすがに、23時前にもなると、会社に詰めてる人は居なかった…
まだ10歳と12歳の少年達は、現実を受け入れる事が出来ず、ひたすら泣き続ける…
30分程経ち、先に1号が落ち着きを取り戻す…
「せや、オトンに連絡せなあかん!」
しかし、今のように携帯電話があるわけでもなく、連絡先はリーダーの勤める会社に連絡するぐらいしか方法はない…
会社に連絡が取れればポケベルで呼び出してもらえる事は知っていた
しかし、すでに23時前…
電話の横のアドレス帳をめくる…
―――めくる手が震える
「えーっと…東邦運輸……東邦運輸………東邦運輸…………あった!」
受話器を取り電話を掛ける1号
「お願い…出て…お願いっ…」
プルルルルル
プルルルルル
プルルルルル
プルルルルル
プルルルルル
「…あかん、おらん…」
さすがに、23時前にもなると、会社に詰めてる人は居なかった…