ロストチーム
頼みの綱である、リーダーと連絡が取れなかった事が、更に不安を倍増させた


2号は「お母ちゃん…お母ちゃん…」ひたすらその単語を繰り返し、泣き続けた


もう、喉が枯れ、声にはなっていないが、『お母ちゃん…』と口だけ動いている


1号も声をこらえながら、いつまでも泣き続けた…


泣くという作業は、体力を激しく消耗するようで、結局二人は泣き疲れ、そのまま寝入ってしまう…


こうして衝撃の夜が終わった
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