ロストチーム
 ―――チュン♪  
        チュン♪―――
 チュン♪――― 
        ―――チュン♪ 

朝独特の静けさの中、無邪気に鳴く雀達


昨日までと何も変わらない朝…


やがて、窓から朝日が差し込み、1号の寝顔を照らす…


眩しさに、眉をしかめ、うなり声を出す


「…うぅ…うぅ……」


しばらくして、「はっ!」っと目を覚まし、突然起き上がり、辺りをキョロキョロと確認する…


まだ、寝ぼけていた事もあり、昨夜の出来事が、夢かなのか現実なのか、区別がついていない…


しかし、1号の目に映ったのは、昨日着ていた服のまま畳の上で寝ている2号の姿が…


見渡す限り昨日の夜の状態と何も変わっていない事に気付き、現実と理解するのには、そう時間はかからなかった…
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