ロストチーム
絶望感を抱き、泣き出す1号


「お母ちゃん…嫌や…うぅぅ…お母ちゃん…」


暫く泣き続けていると


その声に2号がうっすら目を覚ます…


「…ん…な…に…?…」


ボォーっとしたまま目をパチパチしている2号


しかし、1号の泣く姿を見、泣き声を聞き、すぐに状況を理解してしまう…
そして…


「…お母ちゃん…おれへん…おかぁ…あほぉ…うあぁぁ…」


現在、朝の6時半過ぎ


昨夜もかなり遅い時間まで泣き、叫び続け


今朝もこんな早い時間から、甲高い子供の泣き叫ぶ声が響き渡る…


ここは大勢の人が暮らす集合住宅


かなり、近所迷惑だったに違いない


そんな時…


ピンポーン♪


玄関のチャイムが鳴った
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