記憶を持つ者
目を開くと、


「ぇえーーー!?」


一緒に寝ていた2匹はいなくて。


「ここ、どこ――!!!???」


またもや寝た時とは違うベッドにいた。

相変わらず、窓の外には魔界の景色が広がっていたので、まだ魔界なのだと推測できた。が、


「目覚めたか。ユイ。」

「魔王…ここは何?」

「私の城だ。」

「はい?」

「あの2匹は、預かる事にした。危険な存在だ。」
< 46 / 97 >

この作品をシェア

pagetop