記憶を持つ者
突然の言葉に、声が出ない。
預かる…?
危険な存在……?
「ふざけないで。」
相手が魔王だということすら忘れて、低い声で告げた。
「返して。あの子達は私のものよ。」
宣戦布告。
―――になるなんて、思いもよらなかった。
「…ならば、奪ってみせろ。
…この私から。」
預かる…?
危険な存在……?
「ふざけないで。」
相手が魔王だということすら忘れて、低い声で告げた。
「返して。あの子達は私のものよ。」
宣戦布告。
―――になるなんて、思いもよらなかった。
「…ならば、奪ってみせろ。
…この私から。」