ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】
ユッキーの靴を隠す。
愛ちゃんから連絡があり、近くまで迎えに行った。
そこにいたのは…
「愛ちゃん?」
「お願い…早く美優ちゃんちに行かせて!!」
髪の毛はボサボサで、スッピン、セットアップ姿の愛ちゃんで。
まるでキャバ嬢だとは思えない。
家に入り、温かいコーヒーを入れてあげた。
「幹部に…バレた!!」
「店長とのこと!?」
「ヤバイよ、店長…」
「ヤバイって?どうヤバイの?」
「俺は逃げるって…
ごめんなって…。愛は、店を飛んだほうがいいって…」
「ちょっ、ちょっと待って!!どういうことなの!?」
しばらくして冷静になった愛ちゃんが話してくれたのは、悲しい話だった。