ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】
「送ろうか?」
「え?」
「明日も仕事じゃん。」
「うーん…」
「アサミちゃんなら、大丈夫だよ!店長いるし。」
「うん。」
「空気読んで、俺も帰ろうかな〜なんてな。」
気付いてたんだ…
アサミの気持ち。
「アサミ〜。アタシ帰るね。」
「んー……」
「オッケー!!美優ちゃん、お疲れさま。」
「うん。」
アサミの代わりに、店長が返事をしてくれた。
あれだけの酒を飲んでいたユッキーの運転する車に乗るのは、少し気が引けるが。
「大丈夫だよ。
俺、捕まったことねぇから。」
「運悪く、今日捕まっちゃったりしてね(笑)」
「あんま、そういう事言ってるとマジ捕まるから!!」