ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】


店の中ではクールに見えるユッキーも、話してみると普通の男で安心する。


そう言えば……


「ユッキーって、いくつなの?」


「21だよ。」


「ふぅ〜ん。」


どうでもいいことだけど、何だか気になってしまう。




「この辺に住んでるの?」


「うん。金ないから、さっきの店のボーイと一緒に住んでるんだ。」


「えー!!プライベートもクソもなくて嫌じゃない?」


「今は別に何も思わないよ。彼女いた時は嫌だったかもな。」


「そっか。ユッキー何型?」


「俺は、O型。」


「ふぅ〜ん。」


「美優ちゃんは?B型?」


ニヤッと笑ったからイラついてしまった。

確かに…B型と言われることが多いけど。

だからこそ、嫌なのだ。




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