ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】
お似合い…かぁ。
そんなんで付き合えたら、誰も苦労しないよ。
「まぁ、黒服の中では一番ユッキーがいいかな。」
「やっぱり?タメだし、ギャル男っぽいし、美優のタイプじゃん!!みたいな。」
「まぁね。でも…」
「でも?」
「この業界の人間って、いまいち信用できない気がすんだよね。」
「まぁ、真面目に付き合おうとしたら、そうだよね。」
そこら辺が、アタシとアサミの違いだった。
遊びで付き合うなんて、アタシはダルいだけだと思うんだけど…。
アサミは、楽で良いと言うんだ。
アタシは変なところが固いから。
変なプライドを捨てきれないでいるんだ。