ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】
その日、すぐに体入をした。
店長らしき人間が出てきて、少しだけ詳しい話をして。
とりあえず体入の時の時給は3000円。
まぁ〜初日だし、嫌だったら断ればいいだけの話だったから、言われた通りにした。
「こん中から選ぶのか。美優どれにする?」
「とりあえず…黒が無難だよね」
「アタシはじゃあ、白にしよーっと。」
ドレスを借りて、軽く髪の毛をセットしてもらうと、アタシたちもなかなかキャバ嬢らしく見える。
この店は、働きやすかった。
刺々しい奴もいないし、みんな仲が良さそうで。
客層はあまり良くはないけど、保証期間が切れたら辞めればいいし。
そんな軽い気持ちで、入店を決めた。