ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】
やっぱりね。
相手をフると言うことは、少なからず、その人を一瞬でも傷つけてしまうから…
それは…優しさなの?
アタシには分からないけど、ユッキーが違う人の特別な人になるのが、アタシは怖くて…
「ユッキー、アタシ…」
「ん?」
「ユッキーが好きかも。」
「うん。…って、えぇ!!??」
「あははは!!」
ユッキーの見せる動揺が、アタシにも伝わってきて、思い切り笑ってしまった。
「え、どうしよう…」
「大丈夫。アタシはフられたって傷ついたりしないから。
もうあれ以上、傷つくことなんかないと思うし!!」
「付き合う?」
「え?」
「俺と、付き合う?」
「マジ?」
「マジって(笑)言ってきたのは美優ちゃんじゃん!!」
「あ、そっか…どうしよう。」